美智子さま、ネットの声に“ご傷心” 皇室報道の在り方に懸念の声も



文/伊藤友香子

ネット上の声にご心痛の美智子さま

3月のお引越し以降、外出を控え自粛生活を続けられている美智子さまだが、現在インターネット上の心ない書き込みに大変心を傷められているという。今週発売された雑誌『女性自身』(7月14日号)が報じた。

美智子さまは昨年9月以降、血の混じった嘔吐を複数回されていたことを宮内庁が発表した。同庁の発表によると、二重権威を懸念する報道にストレスを感じられた結果として胃に負担がかかったことが原因であるという。

その後も、ネット上での批判は続いたが、それを目にするたび美智子さまは大変心を傷められていたようだ。

今回の『女性自身』の記事によると、これまでの皇室で過ごされた日々の全てを国民から否定されているような気分になり、時に「これまで私が60年間やってきたことは何だったのでしょうか」と周囲の者たちに漏らされることもあったという。

知られざる「天皇家のお財布事情」 恩賜金やご進講の費用はどこから?

慈愛の心ゆえに深く傷つかれる美智子さま

先の『女性自身』の記事によると、美智子さまはインターネット上のコメントなども事細かにチェックされ、一つ一つの書き込みを重く受け止められているという。

「平成の時代にも、週刊誌等のバッシング記事に対して宮内庁が反論を行うことがありましたが、今回も、非常に強い調子で週刊誌記事に対して牽制を加えている状況です。

近頃では、週刊誌の報道自体はそれほど過激な皇室バッシング記事はみられませんが、週刊誌の記事がネットニュースなどに配信された後に過激な批判コメントがニュースサイトやTwitterなどに書き込まれることもしばしばあります。

美智子さまは以前から週刊誌等をご覧になり、ご自身の記事をチェックされておりましたが、現在ではインターネット上の記事や記事に書き込まれたコメントなどもチェックされているのかもしれません」(全国紙社会部記者)

どんな時でも国民に寄り添うことを第一に考えてこられた美智子さまにとって、その国民から批判のコメントなどを大量に書き込まれることは何よりの苦痛であるのかもしれない。

浮上する報道規制への懸念

最近の美智子さまの体調不良に関する発表や報道に関して、現在多くの皇室記者らは、美智子さまのご体調について心配すると同時に、今後行われる可能性のある報道規制に対しても懸念を抱いているという。

ジャーナリストの上杉隆は著書『ジャーナリズム崩壊』(幻冬舎)にて、平成20年(2008)2月12日、宮内庁から秋篠宮家のお子さまについて「年数回定められた機会以外の取材、撮影、映像等の報道の自粛を求める。それに反した場合は、当分の間便宜供与を行わない」という申し合わせの要請があったことを明らかにしている。このような報道協定が結ばれた背景には、愛子さまに対する報道過熱が背景にあると皇室ジャーナリストの宮本タケロウ氏は指摘する。

「愛子さまが学習院初等科のに進まれるや、連日、その登下校を取材するジャーナリストが“登校ウォッチング”と称して付きまといました。このような過熱報道が愛子さま不登校の原因の一つになったとも指摘されています。

悠仁さまに関する報道自粛の要請は、こういったメディアスクラムを未然に防ぐために組まれたものです。これらの経験を活かし、再び何らかの協定が結ばれる可能性はあるでしょう。しかし行き過ぎた報道自粛は、言論の自由を脅かす可能性もあり、一層慎重になるべきです」(宮本タケロウさん)

ネットやSNSが発達していない一昔前ならば宮内記者会で報道協定を結べばほぼすべてのメディアを統制することができた。しかし、いまや報道の中心はネットであり、これをすべて統制することは不可能に近い。

「これまで宮内庁が報道自粛要請を行ったのは、主に新聞社や週刊誌などの紙メディアが主な対象でしたが、現在特に問題視しているのはインターネットです。とくにYahoo!などのニュース記事につくコメントや、TwitterなどのSNS上での口コミ情報の影響力が強くなっていることを懸念しています。宮内記者会のミーティングでも、これらに言及することが多くなりました。

平成20年に行われた報道自粛要請と同じ形で、ネット上の足並みを整えさせることは困難です。それでも何らかの形で規制強化や自粛要請などネット上の皇室報道に対する介入を行う可能性はあるでしょう。たとえばサイト管理者に依頼して、不正確であったりセンシティブであったりするコメントやツイートを削除するといったやり方です」(前出の社会部記者)

これまで、インターネット上では皇室報道について自由な議論が交わされ、盛り上がりを見せてきた。それこそを楽しみにしている人も多いことだろう。とはいえ、厳しいコメントに接しられた美智子さまのご心痛を思えば、一定の自粛もやむを得ないことであるかもしれない。慈愛に満ちた美智子さまの優しい笑顔に接したいと願う国民は多いことだろう。静淑なる紀子さまと、それを囲む美しき秋篠宮家の家族愛を拝したいという国民も多いことだろう。

すでに大手サイトでは皇室記事に数千もの苦言コメントが寄せられ、それが一斉に削除されることもよくあるという。ともあれ美智子さまの元気なお姿が拝せる日を心待ちにしている。

知られざる「天皇家のお財布事情」 恩賜金やご進講の費用はどこから?



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です